雑草を取るのは何故?
百匁の里の野菜作りで忘れてならない注意事項は、草取りです。
ビニールハウスの黒板にも、百匁の里のホームページにも、「雑草を取りましょう」と書かれています。
考えられる理由は、次のようなことだと思われます。
雑草は土の栄養を奪うから。
雑草は虫を増やすから。
私が考える一番の理由は、雑草は人の手がかかっていないことを象徴するから、というものです。畑は、人が自然に働きかけて野菜を作る場所です。耕し、肥料をやり、土をよくして、野菜が育ちやすい環境を作ります。こういう人の作業が不可欠です。これに対して、雑草は自然そのもの、人間の手が及ばない自然そのものです。
雑草が多い畑は、人の努力の足らないことを示し、雑草の少ない畑は、人の手入れが行き届いていることの証です。
雑草を取るには、雨の後がよい。
土が乾燥して硬くなっているときには、硬い土が雑草の根っこをしっかりつかんで放しません。こういうときは草取りが大変です。手ではなかなか根っこごと抜けません。シャベルなどの道具が必要です。
雨が降った後は、土が軟らかくなるので、手で引き抜いてもスッと抜けます。
普段とりにくい草も、雨上がり後に引き抜くのは面白いほどです。
草取りは雨の後がお勧めです。
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