野菜畑日記 2008年11月16日(日) 鍋によし大根春菊冬の畑 |
野菜の世界はよくできています。
冬に採れる野菜は、食べると体の温まるものが多い。ダイコン(大根)、カブ(蕪)、ハクサイ(白菜)、コマツナ(小松菜)、ホウレンソウ(ほうれん草)。。。どれも皆、お鍋の材料です。寒くなるとお鍋が美味しい。美味しくて温まる。うまくできています。
夏の野菜が、体温を下げるものが多いのと対照的です。代表的なのはナス(茄子)です。トマト、キュウリ(胡瓜)、ピーマン、シシトウ。サラダに適しています。これもうまくできています。
季節ごとに畑に育つ野菜をいただくことは、からだにもよいわけで、理に適っています。
今日はどんよりした曇り空。ときどき小雨が降り、肌寒い。今日は午後に浦安の友人宅に招待されていて、採れたての野菜をお土産に持っていきます。さあ、急いで収穫しましょう。スコップは使う必要ないんですが。。。
ダイコンの葉っぱがきれいです。
アオクビダイコン(青首大根)がせり出しています。良い状態です。
これを抜きましょう。陽太郎に抜いてもらいます。結構力が要ります。やっと抜けました。重いです。
ダイコンを抜いた後には大きな穴が空きます。
シュンギクが元気です。林のようです。
チンゲンサイも葉の張りがいいです。
ハクサイも葉っぱの色が鮮やか。少し小振りなので来週収穫します。
カブもよい大きさになってきました。カブは土の上にせり出してくるので簡単に抜けます。ダイコンに比べると拍子抜けするぐらい。
サンチュは順調に育っています。もう少し大きくなるまで待ちましょう。根切り虫にもやられず、植えた苗は全部うまく育っています。
ホウレンソウも順調です。霜に当たると甘みが増します。いよいよホウレンソウの季節です。
コマツナも良い状態です。収穫が楽しみです。
ニンジンもよさそうです。土の中にあるのでどのように育っているか、抜いてみないとわかりませんが、葉っぱを見ると順調なようです。
ネギも順調です。毎週2〜4本抜いていますが、まだこんなにあります。
雨が強くなったので、ビニールハウスで雨宿り。陽太郎は、園主の加藤さんが講義で使うマイクを見つけました。取ってくれというので取ってやると、歌を歌い出しました。
幼稚園で歌っている「ポーレチカ」。♪ポーレチカのリズムに踊るよぼくたちも♪ビニールハウスの屋根に落ちる雨音を伴奏に歌いました。
さて、今日の収穫です。
左下から、カブ、その上にチンゲンサイ(青梗菜)、その奥に春菊、その右にニンジン(人参)、ダイコン(大根)、ネギ(葱)です。浦安のお友達へのお土産も十分採れました。
今日の畑です。奥の右側に色づいた百匁柿が見えます。
サトイモ(里芋)の葉っぱも力がなくなってきました。そろそろ収穫しなくちゃいけません。霜が降りる前に、ジャガイモ、サトイモを収穫する必要があります。来週は芋掘りをしましょう。
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野菜畑日記 2008年11月8日(土) 立冬に甘藍の葉香り立つ |
小雨まじりでしたが、畑に向かいました。相棒の陽太郎は風邪でお休みですが。週末自家用農業には、晴耕雨読はありません。土日のいずれか行けるときに畑に行かなくては。というのも、野菜の収穫の最適期を逃したくないからです。できれば一番美味しいときに収穫したいですからね。要するに美味しいものを食べたいのです。
野菜はどちらかと言えば、少し若い間に採る方が柔らかくて美味しいと思えます。そして、少し若いときに収穫できるのが、畑仕事をするもののメリットでもあります。
今日の収穫です。
左手前からニンジン(人参)、カブ(蕪)、ダイコン(大根)、カリフラワー、ブロッコリー、チンゲンサイ(青梗菜)、キャベツ、シュンギク(春菊)、ネギ(葱)です。
キャベツがとても美味しそうです。
キャベツを収穫するときには、根っこを引っこ抜いて、外に広がっている葉っぱを切り落とすのですが、この葉っぱを切り落とすとき、なんとも言えないキャベツ独特の甘い香りが鼻をくすぐります。お腹がなりました。キャベツの別名を玉菜(タマナ)とか甘藍(カンラン)と言います。形を見ると玉菜そのものですが、香りや味は甘藍がぴったり。漢字というのもいいものです。
ブロッコリーが先週に続いてまことに良い様子。
カリフラワーも丁度良い大きさになっています。
ダイコン(大根)も良い状態です。アオクビダイコン(青首大根)は来週収穫することにして、今週は、疎抜きするのを忘れたために同じところに2本重なって大きくなったネリマダイコン(練馬大根)の1本を引き抜きました。全部疎抜いたつもりでしたが、残っていました。
アオクビダイコン
ハクサイ(白菜)もとても順調です。今週採るか来週に回すか、悩みます。少し細い感じがするので来週まで待つことにします。
チンゲンサイの葉っぱを上から見るととてもきれいです。
シュンギクも葉っぱがピンピンしています。このまま食べても美味しい。その場でちぎって食べちゃいました。シュンギクには農薬は全く使っていませんから。
サンチュ、ホウレンソウ(ほうれん草)、コマツナ(小松菜)が順調に育っています。
サンチュ
ホウレンソウ
根切り虫にやられたのでしょうか。ホウレンソウの中には元気のないものがいくつかあります。
コマツナ
カブもゴルフボールとテニスボールの間ぐらいの大きさになりました。ピンポン玉ぐらいのものも混じっていますが。カブは葉っぱが緑黄色野菜で栄養価が高いですから、根の大きさよりも葉っぱの状態が良いうちに食べる方がよさそうです。
ニンジンは大きさにバラつきがあります。土の中に入っているので、よくわかりません。
指で根元の土を払って太さを確認して引き抜くのですが、そこが十分な太さでも長さが短いものもあり、だまされます。
ネギは順調。緑の葉がぴんと天に向かっています。
太いものを抜いてみると、白い部分が25cmほどにもなり、太さも2cmほどあります。去年よりもよいです。
昨日が立冬。今日は北風が吹いて寒い。いよいよ畑も冬です。
今日はダウンのジャケットを着込んできました。これからいよいよ霜が降ります。陽太郎は去年畑で霜を踏んだことを覚えていて、今年も早く霜が降りないかな、と言っています。ホウレンソウなどは霜に当たると糖度が増して甘味が増し美味しくなります。寒さの恩恵もまたあるのです。 |
野菜畑日記 2008年11月3日(月) その2 取れたての野菜が並ぶ晩ご飯 |
畑で収穫した野菜を、自宅に持ち帰り水洗いしてやると鮮やかさが増します。まるで息を吹き返したようです。
今日の晩御飯は採れたて野菜のオンパレード。
まず、シュンギク(春菊)のチヂミ。シャキシャキ、パリパリしていてまことに美味しい。ウサギさんによると、チヂミに入れる野菜は水気をよく取るのがコツとのこと。そうするとシャキシャキ、パリパリが楽しめるそうです。
採れたて野菜のボイルをバーニャカウデで。
これはもう野菜の新鮮さをそのままいただきます。まことに美味しい。
野菜は、カブ(蕪)の根と葉っぱ、ブロッコリー、カリフラワー、それにニンジン(人参)です。ダイコン(大根)、ネギ(葱)、チンゲンサイ(青梗菜)、キャベツなどを加えても美味しいでしょう。コツは、野菜ごとに茹で加減を変えること。うさぎさんに感謝。
そして、ダイコン(大根)と鯖のお鍋です。ダイコンと鯖以外には何も入れません。でも、大変に美味しい。これは、野菜ページにレシピが掲載されています。
野菜づくし。ごちそうさまでした。 |
野菜畑日記 2008年11月3日(月) 柿の下緑と白の野菜生り |
秋も深まってきました。農業体験農園 百匁の里でも名前の由来である百匁柿が色づいています。
柿の色と対照的に、この時期の畑は緑一色。真夏の畑が、トマトやキュウリ(胡瓜)の黄色い花、シシトウ(獅子唐)やピーマンの白い花、ナス(茄子)の紫色の花や、トマトの赤い果実、ナスの紫色の果実などに彩られていたのとは大きな違いです。
これからの季節、野菜畑は葉菜と根菜だけになります。
今日の収穫です。
左下からカブ(蕪)、ニンジン(人参)、ネギ(葱)、ダイコン(大根)、カリフラワー、ブロッコリー、その手前がチンゲンサイ(青梗菜)、キャベツ、右手前にシュンギク(春菊)です。
ニンジン(人参)が赤いですが、あとは緑色と白色。ニンジンもダイコン(大根)、カブ(蕪)も皆、土の中、カリフラワーの白い花芽も緑の葉っぱに包まれていますので、畑全体はほぼ緑一色に見えます。
ブロッコリーの成長が非常によく、今日は5個を採りました。畑に残しておくと鼻目が開いてしまい、更に硬くなってしまいますので、一番良い時期に収穫して、自宅で保存するほうが良いのです。ブロッコリーは陽太郎がハサミを入れて切り取りました。私が手は添えましたが、そういうこともしてみたいと思ったり、できたりするようになってきました。
カリフラワーも大変よい状態です。今日は2個を採りました。
ダイコンも順調です。地面から10cmも盛り上がっているのがありましたので、陽太郎に引き抜いてもらいました。陽太郎の力ではなかなか抜けず、相当に長いかなと期待しましたが、期待はずれでした。25cmほどですが、とても美味しそうです。
キャベツも良い状態のものがひとつありましたので、収穫しました。
対照的に、まだ小さいものもあります。葉っぱに虫の穴がたくさんあります。ひょっとすると虫に食われてしまっているかもしれません。
ハクサイ(白菜)も良い状態です。収穫には早いですが、葉っぱの色艶がとても良い。来週当たり収穫できそうです。楽しみです。
チンゲンサイ(青梗菜)が大きくなってきました。早めに収穫するほうがいいようですが、一度にあまり沢山でも食べ切れません。適当な大きさのものを採りました。
カブはまだピンポン玉ぐらいのものが多いですが、大き目のものもあり、3個を収穫しました。
カブはほとんど力が要りません。すっと抜けますので陽太郎にも簡単です。放っておくとまだ小さなものまで抜こうとするので目が離せません。
元気が良いのはシュンギク(春菊)です。上から見ると鬱蒼としています。シュンギクは根っこを引き抜かずに茎を切り取ります。良い香りがします。
サンチュが少し大きくなりました。
サンチュと同じ時期に種を蒔いたコマツナ(小松菜)とホウレンソウ(ほうれん草)も少しだけ大きくなり、それぞれ、らしくなってきました。
コマツナ
ホウレンソウ
ネギも順調です。
陽太郎に2本を抜いてもらいました。
ニンジンは大きそうに見えましたが、まだ10cmになるかならないか。地面の中に隠れているので、見極めが難しいです。表面の土を少しよけて根っこの上の太さを見てこれかな、と引き抜くのですが、もう少し太くなるまで待つ方が良さそうです。
東京では、土曜日に木枯らし1号が吹きました。百匁柿が採れる頃を過ぎると季節は冬へのスピードを増します。しばらくすると霜が降ります。霜に当たるほど甘味が増すホウレンソウ(ほうれん草)の季節がすぐそこまで来ています。 |